手元供養ブログ
January 22, 2026

遺骨からダイヤが生まれる仕組みと科学

手のひらの上のダイアモンドリング

遺骨からダイヤモンドができる仕組みと科学的な根拠

こちらの記事では、ハートイン・ダイヤモンドが採用する技術と手順を軸に、「なぜ遺骨・遺髪から本物のダイヤモンドが作れるのか?」を、科学的視点も交えて丁寧に解説します。

炭素抽出と前処理

ご遺骨・ご遺髪に含まれる炭素

遺骨・遺灰、遺髪などには、有機物の痕跡として微量の炭素(C)が含まれています。ハートイン・ダイヤモンドでは、これを素材として用いることで、「故人そのものを形に残す」メモリアルダイヤモンドを製造しています。

ただし元の素材には、不純物(ミネラル、灰分、金属元素など)が含まれており、これをそのまま使うと結晶成長が妨げられる可能性があります。したがって、抽出 → 精製 → コア形成 といった前処理が非常に重要です。

抽出・精製の手順(前処理)

ハートイン・ダイヤモンドでは、以下のようなプロセスを通じて高純度炭素を得る工程を経ます。

  • 分析
    お預かりしたご遺骨・ご遺髪の化学成分を精密に分析します。どの程度の炭素含有率があるか、その他の構成成分(カルシウム、リン、微量金属元素など)がどのくらい混ざっているかを把握します。これにより、どのような精製手法を採るべきかを設計します。
  • 炭素抽出
    不純物を取り除くため、熱処理などを行い、原料に含まれる微量の炭素を最大限に抽出します。
  •  
  • コア形成
    真空高温処理を行い、純度を上げた炭素を微量の純炭素と混合します。ハートイン・ダイヤモンドでは、抽出した炭素をプレス機で押し固め、円柱型の形状(コア)を作ります。

この前処理段階での技術精度・管理が、最終的な結晶成長の成功率および品質を大きく左右します。

結晶化

前処理で整えられた炭素を、ダイヤモンドへと導く結晶化工程に移ります。使われる技術は以下の通りです。

HPHT(高温高圧法)

ハートイン・ダイヤモンドでは、主に HPHT 法を用いて合成ダイヤモンドを育成します。

  • 温度:およそ 1,400〜1,500 ℃ 程度
  • 圧力:5〜6万気圧程度
  • 目的:地下深部で天然ダイヤモンドが成長する環境を人工的に再現
  • 手法:炭素をダイヤモンドの結晶成長核とともにこの高温高圧環境下に置き、時間をかけて炭素原子が整列結晶化していくように制御

具体的には、ハートイン・ダイヤモンドではコア(プレス成形された炭素素材)をこの装置に設置し、ご希望の「カラット数」「カラー(色味)」を目標に結晶成長の時間・温度・圧力条件を変えて仕上げています。

また、ご希望に応じて 色彩(カラー) を調整するための熱処理あるいはトリートメントを追加することがあります。これにより、無色透明(クリア)やブルー、イエローグリーンなどのバリエーションを実現します。

なぜこのような方法で結晶化できるか(科学的根拠)

  • ダイヤモンドは炭素原子が特定の格子構造をとった結晶体です。
  • 天然環境では、地下深部で高圧・高温の条件下、数百万年~数億年をかけて炭素が結晶化していきます。
  • 合成技術は、この過程を短時間・制御可能な環境で再現するものであり、素材となる炭素の純度を十分に高めれば、どの炭素源からでも理論的にはダイヤモンドに変換可能です。
  • 重要なのは、「不純物の除去」「均質な炭素構造」「制御された温度・圧力条件」であり、これらを適切に管理できる技術力が成功の鍵となります。

品質と鑑別

評価基準(4C:カラー・カット・クラリティ・カラット)

ハートイン・ダイヤモンドでは、完成したダイヤモンドに対して、GIAが定める評価基準 “4C” に準じた評価を行い、証明書を発行します。

  • Carat(カラット/重量):ご注文時の目標重量に合わせて結晶成長を調整します。ただし原石の個体差により若干の差異が出ることがあり、もしご注文サイズの重量範囲より小さく仕上がった場合は差額返金の対応があります。
  • Color(カラー/色味):ファンシーオレンジ、クリア、ブルー、イエローグリーン、ディープブラックレッド、パープル、ピンクなど、複数色展開しています。トリートメント処理を加えて希望のカラーに近づける工程もあります。
  • Clarity(クラリティ/透明度):10倍拡大鏡下での内包物や傷の有無を評価。可能な限り高透明度を目指すため、抽出・前処理・成長工程での品質管理を徹底します。
  • Cut(カット/輝き):熟練の職人が輝きを最大限に引き出すようカット・研磨を行います。ラウンドブリリアント、プリンセス、ラディアントなど希望のカットに対応可能です。

鑑別・証明性

完成品には ハートイン・ダイヤモンド社発行の証明書 が付きます。この証明書には以下の情報が記載されます。

  1. 4C のグレーディング
  2. 使用した炭素原料(ご遺骨・ご遺髪など)の成分解析データ
  3. 識別情報 ハートインダイヤモンド ID

また、ご希望があれば 外部認定機関(GIA、EGL、IGI 等) の鑑定書発行(有償)にも対応可能です。

これらの証明書・鑑別記録が、ハートイン・ダイヤモンドの信頼性を支える根拠となります。

FAQ

Q1:提出した炭素が本当に使われますか?
A:はい、ハートイン・ダイヤモンドでは、お客様ごとに発行する固有のID により工程管理を行い、識別管理、記録保存などによってトレーサビリティを担保しています。

Q2:色(カラー)はどうやって決まりますか?
A:結晶成長時に混入する微量元素(窒素、ホウ素など)や後処理(熱処理、照射処理など)によって変化します。ハートイン・ダイヤモンドでは、お選びいただいた希望の色に最適な処理設計を行います。

Q3:ご遺灰・ご遺骨・ご遺髪が少ない(あるいはない)場合でも作れますか?
A:はい、ご遺灰やご遺髪が十分でない場合でも、故人に由来する他のご遺品(たとえば衣服、思い出の品など)から炭素を抽出して製作することが可能です。

関連リンク(ハートイン・ダイヤモンド内)

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